接触問題解析プログラムTED/CPA
TED/CPA計算例
39. 凝着力の計算
 1. DRYの接触セッショク圧力アツリョク分布ブンプの計算
レナード・ジョーンズ型の表面間力を考慮した凝着力の計算例を示します。
表面にSINカーブのうねりがある場合の計算です。
計算条件はツギの通りです。
ヤング率  E 200000   MPa  
ポアソン比 ν   0.3      
原点ゲンテンでの隙間スキマ H0   0.195   nm  
平衡表面間距離 ε     0.2   nm  
表面エネルギー 刄チ   1000   pN/nm  
レナード・ジョーンズ型の表面間力Pは隙間hの関数として次式で与えられます。
P(h) = (8刄チ)/(3ε)・[ (ε/h)**9 - (ε/h)**3 ]
この計算条件はTaborパラメータμ=1.0に相当します。
Taborパラメータμは次式で定義される無次元量です。
μ = [ (R・刄チ**2)/(E***2・ε**3) ]**(1/3)
ここでRは等価曲率半径、E*は等価弾性率です。
1/R  = 1/R1 + 1/R2
1/E* = ( 1 - ν1**2 ) / E1 + ( 1 - ν2**2 ) / E2
基準点での隙間が0.195の時に凝着力が最大になりました。
このトキの凝着力は 0.50185490124E+06 pn でした。
この時の計算結果を幾つか示します。